ここはとある大陸。人間は長年にわたり魔物と戦い、魔王と争いを繰り広げていた。そんな中、信託を受けた一人の女性が軍政を率い、快進撃を続ける。彼女は生まれた時から自らの意思でその目にすべての厄災を封じる聖なる御子であり、フレイヤと呼ばれる。その神聖さからフレイヤは聖女と呼ばれ、戦の旗印として兵士たちを鼓舞し、活躍することとなった。それから数年の後、人間は見事魔王軍に勝利したのだった。
長きに渡る戦が終わり、民たちは大いに沸いた。だがその一方で国も人も疲弊し傷ついていた。フレイヤはそんな人々の力になるべく、仲間の宣教師ヨハンたちと共に、町の教会で傷ついた者の心を癒し、民衆に神の教えを説き、皆に生きる希望を与え続けた。その甲斐もあって町は少しずつ活気を取り戻し始め、復興の兆しを見せ始めた。
救世主様、聖女様。彼女はそう呼ばれ、今では彼女を国の指導者にと望む者も多く、その声は日に日に増えていった。だが、一方で上流貴族たちは聖女の影響力を削ぐため、一計を案じる。その結果、聖女フレイヤは国の牢に投獄されてしまう。
その時、宣教師ヨハンはフレイヤを教会まで送り届けた。だが、議会の長であるパンスは、フレイヤが聖女ではないと主張し、彼女を裁く裁判が行われる。その裁判でヨハンが証言し、フレイヤの無実が証明される。
だが、その後もパンスは聖女を陥れようとする。彼はフレイヤをめとることにし、その求心力を取り込むことにした。聖女と恋をすることを目指し、彼女を眠らせて犯す。その中で、フレイヤは彼の力に屈し、その恋に応じる。
しかし、やがて聖女フレイヤは、パンスの計らいに気づき、彼の悪行を暴く。そして、最終的には彼の罪を明らかにし、自らの無実を証明する。その結果、フレイヤは悪魔付きの女としての烙印を押され、民たちの憎悪の対象となる。
だが、彼女の心には、まだ希望が残っていた。そして、その希望が、この物語の終わりへと導く。